31AM69|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
疾患と症状の対応を問う問題です。
各疾患の特徴的な症状と部位を確認します。
解説
肝硬変では、肝でのエストロゲンの代謝が低下して血中濃度が高まるため、男性で女性化乳房がみられます。ほかに、手掌紅斑、クモ状血管腫、睾丸萎縮、腋毛や恥毛の脱落といった、いわゆる女性化徴候が現れます。したがってこの組合せが正しくなります。
過敏性腸症候群は、器質的病変を伴わない機能性の消化管疾患で、腹痛と便通異常(下痢や便秘)が主症状です。血便はみられません。血便がある場合は、炎症性腸疾患や大腸癌など器質的疾患を疑う警告徴候となります。
急性胆囊炎では、胆囊が右上腹部にあるため右季肋部痛が生じます。左季肋部痛ではありません。マーフィー徴候(右季肋部を圧迫しながら深呼吸させると痛みで息が止まる)が特徴です。
慢性膵炎では、上腹部から背部の痛みに加え、膵外分泌機能の低下により脂肪の消化吸収が障害され、脂肪便と下痢がみられます。便秘ではありません。進行すると糖尿病も合併します。
選択肢の確認
1.過敏性腸症候群-血 便
誤り。血便はみられず、あれば器質的疾患を疑います。
2.急性胆囊炎-左季肋部痛
誤り。右季肋部痛が特徴です。
3.慢性膵炎-便 秘
誤り。脂肪便と下痢がみられます。
4.肝硬変-女性化乳房
正しい。エストロゲンの代謝低下により生じます。
覚えるポイント
- 肝硬変=女性化乳房、手掌紅斑、クモ状血管腫、黄疸、腹水、食道静脈瘤。
- 急性胆囊炎=右季肋部痛、マーフィー徴候、発熱。
- 慢性膵炎=上腹部と背部痛、脂肪便、糖尿病の合併。
- 過敏性腸症候群で血便があれば警告徴候として精査が必要。