31AM80|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
疾患と換気障害の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
疾患と換気障害の型を対応させる問題です。
肺が膨らみにくいのか、息が吐き出しにくいのかで判断します。
解説
肺線維症(間質性肺炎)では、肺の間質が線維化して硬くなり、肺が広がりにくくなります。その結果、肺活量が低下する拘束性換気障害(%肺活量80パーセント未満)を示します。したがってこの組合せが正しくなります。乾性咳嗽、労作時呼吸困難、捻髪音、ばち指がみられます。
気管支喘息では、気道が狭くなって息が吐き出しにくくなるため、1秒率が低下する閉塞性換気障害を示します。拘束性ではありません。
高位頸髄損傷では、横隔膜や肋間筋といった呼吸筋が麻痺し、肺を膨らませる力が低下するため、拘束性換気障害を示します。閉塞性ではありません。
筋ジストロフィーでも、呼吸筋の筋力低下と胸郭の変形により、拘束性換気障害を示します。閉塞性ではありません。
このように、拘束性換気障害は「肺そのものが硬い」場合だけでなく、「胸郭や呼吸筋の問題で膨らませられない」場合にも生じる点が要点です。
選択肢の確認
1.気管支喘息-拘束性換気障害
誤り。気管支喘息は閉塞性換気障害です。
2.肺線維症-拘束性換気障害
正しい。肺が硬くなり広がりにくくなります。
3.高位頸髄損傷-閉塞性換気障害
誤り。呼吸筋麻痺による拘束性換気障害です。
4.筋ジストロフィー-閉塞性換気障害
誤り。呼吸筋の筋力低下による拘束性換気障害です。
覚えるポイント
- 閉塞性換気障害=1秒率70パーセント未満。気管支喘息、COPD。
- 拘束性換気障害=%肺活量80パーセント未満。間質性肺炎、胸水、胸郭変形、神経筋疾患。
- 神経筋疾患や高位脊髄損傷でも拘束性となる。
- 両方を示すものを混合性換気障害という。