31AM81第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)

関節リウマチによる関節変形の組合せで正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

関節リウマチによる関節変形を問う問題です。

滑膜炎による関節破壊が、どの部位にどのような変形をもたらすかを整理します。

解説

関節リウマチでは、滑膜の慢性炎症により関節が破壊され、靱帯もゆるみます。頸椎では、環椎と軸椎をつなぐ横靱帯がゆるみ、環軸関節亜脱臼を生じます。進行すると頸髄が圧迫され、四肢の麻痺や呼吸障害を起こす危険があるため、頸部の急な屈曲や強い操作を避ける配慮が必要です。したがってこの組合せが正しくなります。

手関節では、手根骨が掌側へずれる掌側亜脱臼と、手全体が尺側へ偏る変形がみられます。背側脱臼ではありません。

では、滑膜炎と関節破壊により屈曲拘縮や外反膝(X脚)が生じます。反張膝(過伸展)は、大腿四頭筋の筋力低下や麻痺、靱帯の緩みで生じるもので、関節リウマチに特徴的な変形ではありません。

足部では、外反母趾や開張足、外反扁平足、中足骨頭の脱臼による有痛性の胼胝が生じます。内反足ではありません。

選択肢の確認

1.手関節-背側脱臼
誤り。手根骨は掌側へ亜脱臼し、尺側偏位を伴います。

2.膝-反張膝
誤り。屈曲拘縮や外反膝が生じます。

3.足 部-内反足
誤り。外反母趾や外反扁平足が生じます。

4.頸 椎-環軸関節亜脱臼
正しい。横靱帯の緩みにより生じ、頸髄圧迫の危険があります。

覚えるポイント

  • 関節リウマチ=環軸関節亜脱臼に注意、頸部の急激な操作を避ける。
  • 手指の変形=スワンネック変形、ボタン穴変形、尺側偏位
  • 特徴=朝のこわばり、対称性の多関節炎、手指の近位指節間関節と中手指節関節。
  • 検査=リウマトイド因子、抗CCP抗体、骨びらん。
31AM8031AM82
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)