31AM84第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)

「68歳の女性。右利き。右片麻痺を生じ病院に救急搬送された。MRI検査にて左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され、保存的治療を受けた。」重度の片麻痺が続いた場合に行うADL訓練として最も適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

重度の片麻痺が残った場合の日常生活動作訓練を選ぶ問題です。

右利きの人に右片麻痺が残ったという状況から考えます。

解説

この症例は右利きで、右側に重度の片麻痺が残る見込みです。この場合、これまで使ってきた利き手が使えなくなるため、左手(非麻痺側)で書字や食事などの動作を行えるようにする訓練が必要になります。これが利き手交換であり、作業療法士が中心となって行います。したがってこれが正答です。

箸を使った食事動作は、麻痺した右手で行うことは重度麻痺では困難です。まずは左手でスプーンやフォーク、必要に応じてバネ付き箸などの自助具を用いる形から始めます。

両上肢での更衣は、右上肢が使えない状況では現実的ではありません。片手で行える更衣の方法(着患脱健の原則、かぶり式の衣服、面ファスナーの利用など)を習得します。

両手での洗顔も同様に困難であり、片手での洗顔動作や、必要に応じて自助具や環境の工夫を導入します。

このように、残された機能を最大限に活用し、必要に応じて自助具と環境調整を組み合わせるのが、日常生活動作訓練の基本的な考え方です。

選択肢の確認

1.箸を使った食事動作
誤り。重度麻痺のある右手では困難であり、非麻痺側と自助具を用います。

2.両上肢での更衣
誤り。片手で行える方法を習得します。

3.両手での洗顔
誤り。片手での動作や工夫を導入します。

4.利き手交換
正しい。非麻痺側の左手で書字や食事などを行えるようにする訓練です。

覚えるポイント

  • 利き手側に重度麻痺が残る場合は利き手交換を行う(作業療法)。
  • 更衣は着患脱健(着るときは患側から、脱ぐときは健側から)。
  • 杖は健側で持ち、階段は健側から上がり患側から下りる。
  • 残存機能の活用+自助具+環境調整が基本。
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