31AM85|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
「56歳の男性。数日前から続く右肩甲部や右上腕外側の痛みと、右前腕橈側から右手橈側のしびれを主訴に来院した。」最も陽性になりやすいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
頸椎症性神経根症を推定し、陽性となる検査を選ぶ問題です。
56歳男性、右肩甲部と右上腕外側の痛み、右前腕橈側から右手橈側のしびれ、という分布に注目します。
解説
上腕外側の痛みと、前腕橈側から手の橈側にかけてのしびれという分布は、C5からC6の神経根の支配領域に一致します。肩甲部の痛みを伴うことも、頸椎由来の症状として矛盾しません。したがって、頸椎症性神経根症が疑われます。
スパーリングテストは、頸椎を後屈させ、症状のある側へ側屈・回旋させたうえで頭部を上から圧迫する検査です。椎間孔が狭くなって神経根が圧迫され、上肢に放散する痛みやしびれが誘発されれば陽性となります。頸椎症性神経根症で最も陽性になりやすい検査であり、これが正答です。同様の目的でジャクソンテストも用いられます。
ペインフルアークサインは、肩関節外転時の有痛弧をみる検査で、腱板損傷や肩峰下滑液包炎を示唆します。
トムゼンテストは、手関節背屈への抵抗により外側上顆部の痛みをみる検査で、上腕骨外側上顆炎を示します。
ファレンテストは、手関節を屈曲位で保持してしびれの増強をみる検査で、手根管症候群を示します。
選択肢の確認
1.ペインフルアークサイン
誤り。肩の腱板障害を示唆する検査です。
2.スパーリングテスト
正しい。頸部神経根症を誘発する検査です。
3.トムゼンテスト
誤り。上腕骨外側上顆炎の検査です。
4.ファレンテスト
誤り。手根管症候群の検査です。
覚えるポイント
- スパーリングテスト・ジャクソンテスト=頸椎症性神経根症。
- C6=母指側、腕橈骨筋反射減弱。C7=中指、上腕三頭筋反射減弱。
- ペインフルアークサイン=腱板障害、ファレンテスト=手根管症候群。
- 神経根症は腱反射減弱、脊髄症は亢進と病的反射。