31AM86|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
「56歳の男性。数日前から続く右肩甲部や右上腕外側の痛みと、右前腕橈側から右手橈側のしびれを主訴に来院した。」装具療法を行う場合に最も適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
頸椎症性神経根症に対する装具療法を選ぶ問題です。
障害されている部位に対応する装具はどれかを考えます。
解説
この症例は頸椎症性神経根症が疑われ、原因は頸椎の椎間孔での神経根の圧迫です。したがって装具療法としては、**頸椎装具(頸椎カラー)**を用いて頸椎の動きを制限し、神経根への刺激を減らすことが適切です。急性期の疼痛が強い時期に用いられ、症状の軽減とともに離脱していきます。したがってこれが正答です。
なお、長期間の装着は頸部の筋力低下と可動域の低下を招くため、漫然と続けないことが大切です。
肩関節外転装具は、腱板断裂の術後や上腕骨近位部骨折など、肩関節を外転位に保持する必要がある場合に用います。
テニス肘バンドは、上腕骨外側上顆炎に対して前腕近位部を圧迫し、伸筋群の起始部への負担を減らすために用います。
**手関節背屈装具(コックアップスプリント)**は、橈骨神経麻痺による下垂手に対して手関節を背屈位に保持するために用います。
選択肢の確認
1.頸椎装具
正しい。頸椎の動きを制限し、神経根への刺激を軽減します。
2.肩関節外転装具
誤り。腱板術後などで肩を外転位に保持する装具です。
3.テニス肘バンド
誤り。上腕骨外側上顆炎に用います。
4.手関節背屈装具
誤り。橈骨神経麻痺による下垂手に用います。
覚えるポイント
- 頸椎症性神経根症=頸椎装具で安静を保つ(長期装着は避ける)。
- 橈骨神経麻痺(下垂手)=手関節背屈装具。
- 総腓骨神経麻痺(下垂足)=短下肢装具。
- 装具は目的と期間を明確にして用いる。