31AM87|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
「52歳の男性。3週間前から倦怠感と微熱がある。舌炎は認めないが、鼻血や歯茎の出血、皮下出血斑がみられる。」最も考えられる疾患はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
出血傾向を伴う全身症状から疾患を推定する問題です。
52歳男性、3週間続く倦怠感と微熱、鼻出血、歯肉出血、皮下出血斑、舌炎は認めない、という所見を統合します。
解説
倦怠感は貧血を、微熱は感染や腫瘍熱を、鼻出血、歯肉出血、皮下出血斑は血小板減少による出血傾向を示します。すなわち、貧血、感染、出血傾向という三つがそろっており、急性白血病に典型的な像です。骨髄が白血病細胞で占められ、正常な造血が抑えられることで生じます。したがってこれが正答です。
悪性貧血(ビタミンB12欠乏)では、貧血症状に加えてハンター舌炎(舌の発赤と疼痛、舌乳頭の萎縮)、末梢神経障害、深部感覚障害がみられます。この症例では舌炎を認めないと明記されており、否定的です。
溶血性貧血では、貧血、黄疸、脾腫が三徴となります。出血傾向は特徴ではありません。
血友病は、凝固因子(第VIII因子または第IX因子)の先天的欠乏による疾患で、X連鎖潜性遺伝により男児に発症し、幼少期から関節内出血や筋肉内出血を繰り返します。52歳で新たに発症するものではありません。
選択肢の確認
1.急性白血病
正しい。貧血、感染(微熱)、出血傾向がそろい、典型的な像です。
2.悪性貧血
誤り。舌炎と神経症状が特徴であり、舌炎を認めない点と合いません。
3.溶血性貧血
誤り。貧血、黄疸、脾腫が三徴で、出血傾向は特徴ではありません。
4.血友病
誤り。先天性の凝固異常であり、幼少期から症状が現れます。
覚えるポイント
- 急性白血病=貧血、感染(発熱)、出血傾向の三つがそろう。
- 悪性貧血=ハンター舌炎、末梢神経障害、深部感覚障害。
- 溶血性貧血=貧血、黄疸、脾腫。
- 血友病=X連鎖潜性、男児、幼少期からの関節内出血。