31AM88|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
「52歳の男性。3週間前から倦怠感と微熱がある。舌炎は認めないが、鼻血や歯茎の出血、皮下出血斑がみられる。」診断に必要な血液検査項目で最も適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
急性白血病の診断に必要な検査を選ぶ問題です。
何を確認すれば診断に近づくかを考えます。
解説
急性白血病を疑う場合、まず行うのは血球算定と血液像(末梢血塗抹標本の観察)です。血液像では、白血球分画を調べ、芽球(未熟な白血病細胞)の出現、そして芽球と成熟白血球の間の段階が欠ける白血球裂孔を確認します。あわせて貧血と血小板減少も確認できます。したがってこれが正答です。確定診断は骨髄検査(骨髄穿刺、骨髄生検)によって行われます。
葉酸は、巨赤芽球性貧血(大球性貧血)を疑うときに、ビタミンB12とともに測定する項目です。この症例では舌炎がなく、出血傾向が前面にあるため、第一に選ぶ検査ではありません。
第VIII凝固因子は、血友病Aを疑うときに測定する項目です。血友病は幼少期から症状が現れる先天性疾患であり、この症例の経過とは合いません。
ビリルビンは、黄疸や溶血、肝胆道疾患を疑うときに測定します。この症例では黄疸の記載がなく、優先される検査ではありません。
選択肢の確認
1.葉 酸
誤り。巨赤芽球性貧血を疑うときの検査です。
2.血液像
正しい。芽球の出現や白血球裂孔を確認でき、診断に直結します。
3.第Ⅷ凝固因子
誤り。血友病Aを疑うときの検査です。
4.ビリルビン
誤り。黄疸や溶血、肝胆道疾患を疑うときの検査です。
覚えるポイント
- 白血病を疑ったら血球算定と血液像、確定診断は骨髄検査。
- 急性白血病の血液像=芽球の出現、白血球裂孔、貧血、血小板減少。
- 葉酸・ビタミンB12=巨赤芽球性貧血、第VIII因子=血友病A。
- 出血傾向のある人への施術では内出血に十分注意する。