31AM90|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午前(科目未分類)
「72歳の女性。頻尿と尿意切迫感を主訴に来院した。尿一般検査と尿細菌検査に異常はなかった。腹部超音波検査で残尿はみられなかった。」生活指導について適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
過活動膀胱に対する生活指導を選ぶ問題です。
膀胱にためられる量を増やす方向の指導を考えます。
解説
骨盤底筋訓練は、骨盤底の筋を意識的に収縮・弛緩させる運動で、尿道の閉鎖圧を高めるとともに、膀胱の不随意な収縮を抑える効果が期待されます。過活動膀胱、切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁のいずれにも有効とされる基本的な指導であり、これが正答です。
坐位時間を長くすることは、骨盤内のうっ血や活動量の低下につながり、症状の改善には結び付きません。適度な運動と体重管理が勧められます。
水分摂取を控えることは、尿が濃くなって膀胱粘膜を刺激し、かえって症状を悪化させることがあります。また高齢者では脱水や尿路感染、血栓症の危険も高まります。極端な制限は行わず、就寝前の過剰摂取やカフェイン、アルコールを控えるといった調整を行います。
尿意を感じたらすぐに排尿することは、膀胱にためる訓練にならず、頻尿を助長します。過活動膀胱では、尿意を感じても少しずつ我慢する時間を延ばす膀胱訓練が行われます。
選択肢の確認
1.坐位時間を長くする。
誤り。活動量の低下につながり、改善に結び付きません。
2.骨盤底筋訓練を行う。
正しい。尿道閉鎖圧を高め、膀胱の不随意収縮を抑える効果が期待されます。
3.水分摂取を控える。
誤り。極端な制限は尿の濃縮や脱水を招き、かえって不利です。
4.尿意を感じたらすぐに排尿する。
誤り。膀胱訓練の考え方に反し、頻尿を助長します。
覚えるポイント
- 過活動膀胱=骨盤底筋訓練と膀胱訓練(排尿を少しずつ我慢する)が基本。
- 極端な水分制限は行わない。カフェインとアルコールは控える。
- 体重管理、便秘の改善、適度な運動も有効。
- 発熱、血尿、強い痛みを伴う場合は医療機関の受診を勧める。