31PM101|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
五心煩熱や盗汗がみられるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
陰虚に伴う症状から病証を判断する問題です。
五心煩熱と盗汗は陰虚を示す代表的な所見です。
解説
五心煩熱(手のひら、足の裏、胸のほてり)と盗汗(寝汗)は、いずれも陰虚による虚熱を示す代表的な所見です。
心腎不交は、腎陰が不足して心火を制御できなくなり、心火が亢進する病証です。腎陰虚という虚の要素があるため、五心煩熱と盗汗がみられ、そこに心火による不眠、動悸、焦燥、健忘が加わります。舌は紅で少苔、脈は細数となります。したがってこれが正答です。心腎不交は「心腎不交(水火既済の失調)」とも表現されます。
肝脾不和は、ストレスにより肝の疏泄が失調して脾を犯す病証で、腹痛と下痢、腹満が中心です。
心肝火旺は、心と肝の火が同時に亢進する実熱の病証で、いらだち、不眠、目の充血、口内炎、頭痛が中心となります。陰虚の所見である盗汗は特徴ではありません。
心脾両虚は、心血虚と脾気虚が併存する病証で、動悸、不眠、多夢、健忘に加え、食欲不振、倦怠感、顔色不良がみられます。虚証ですが、陰虚の熱の所見は中心ではありません。
選択肢の確認
1.肝脾不和
誤り。腹痛と下痢が中心の病証です。
2.心肝火旺
誤り。実熱の病証で、盗汗は特徴ではありません。
3.心脾両虚
誤り。動悸、不眠に食欲不振と倦怠感を伴う気血両虚の病証です。
4.心腎不交
正しい。腎陰虚による五心煩熱と盗汗に、心火による不眠と動悸を伴います。
覚えるポイント
- 陰虚=五心煩熱、盗汗、口咽の乾き、舌紅少苔、脈細数。
- 心腎不交=腎陰虚+心火亢進。不眠、動悸、健忘、腰膝のだるさ。
- 盗汗は陰虚、自汗は気虚・陽虚。
- 治療=腎陰を補い心火を清す(太渓、照海、神門、心兪、腎兪など)。