31PM103|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
汗と脈状の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
汗の異常と脈状を、同じ病理で結び付けられるかを問う問題です。
それぞれが示す病態を照合します。
解説
手足心汗は、手のひらと足の裏に汗をかくもので、陰虚や心脾の熱、気鬱などでみられます。特に陰虚では、陰液が不足して虚熱が生じ、手足心の発汗を伴います。
細脈は、細く糸のような脈で、陰血の不足を示します。
したがって、手足心汗と細脈はいずれも陰血の不足という同じ病理で説明でき、組合せとして整合します。これが正答です。
無汗は、表証では寒邪が腠理を閉じた表実証でみられ、そのときの脈は浮緊です。濇脈(渋脈)は血のめぐりの滞りや津血の不足を示すもので、無汗と直接結び付く組合せではありません。
戦汗は、悪寒戦慄の後に大量の汗が出るもので、正気と邪気が激しく争う場面でみられます。結脈は遅くて不規則に止まる脈で、陰盛や気血の停滞を示し、戦汗と対応する組合せではありません。
大汗は、多量の発汗で、実熱では洪脈を伴うことが多くなります。滑脈は痰湿や食滞を示す脈であり、大汗と結び付く組合せではありません。
選択肢の確認
1.無 汗-濇 脈
誤り。無汗は表実証でみられ、そのときの脈は浮緊です。
2.戦 汗-結 脈
誤り。戦汗は正邪の激しい争いを示し、結脈と対応しません。
3.大 汗-滑 脈
誤り。実熱による大汗では洪脈がみられます。
4.手足心汗-細 脈
正しい。いずれも陰血の不足を示し、病理が一致します。
覚えるポイント
- 自汗=気虚・陽虚、盗汗=陰虚、手足心汗=陰虚や心脾の熱。
- 細脈=陰血の不足、洪脈=実熱、滑脈=痰湿・食滞、濇脈=血瘀。
- 緊脈=寒邪と痛み、弦脈=肝胆と痛み、痰飲。
- 汗と脈を同じ病理で説明できるかを確認する。