31PM105第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)

六部定位脈診で左手関上の沈の部が実している場合、難経六十九難に基づく治療穴はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

六部定位脈診難経六十九難を組み合わせる問題です。

脈の部位から証を決め、実証には子を瀉すという原則で選穴します。

解説

六部定位脈診では、左手の関上肝と胆が配当されます。沈の部は臓(陰)を示すため、左関上の沈が実しているのは肝実証を意味します。

難経六十九難の法則では、実すればその子を瀉します。肝はに属し、木が生じるのはです。したがって火に配当される穴、すなわち滎火穴を瀉します。

具体的には、肝経の滎火穴である行間と、子経にあたる心経(火)の滎火穴である少府を瀉します。選択肢のうち該当するのは少府であり、これが正答です。

経渠は手の太陰肺経の経金穴、陰谷は足の少陰腎経の合水穴、陽輔は足の少陽胆経の経火穴です。陽輔は火穴ではありますが陽経(胆経)の穴であり、六十九難の本治法では陰経の穴を用いる考え方に基づくため、少府が選ばれます。

選択肢の確認

1.少 府
正しい。心経の滎火穴であり、肝実証に対して子(火)を瀉す穴にあたります。

2.経 渠
誤り。肺経の経金穴です。

3.陰 谷
誤り。腎経の合水穴です。

4.陽 輔
誤り。胆経の経火穴であり、陽経の穴です。

覚えるポイント

  • 六部定位脈診=左は寸口が心、関上が肝、尺中が腎。右は寸口が肺、関上が脾、尺中が心包。
  • 沈は臓、浮は腑を示す。
  • 六十九難=虚すれば母を補い、実すれば子を瀉す
  • 肝(木)の子は心(火)、母は腎(水)。
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