31PM133|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
末梢神経麻痺における罹患神経と麻痺筋の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
末梢神経と支配筋の対応を問う問題です。
上肢の主要な神経の支配領域を整理します。
解説
尺骨神経は、手内在筋の大部分を支配します。具体的には、掌側骨間筋と背側骨間筋、第3・第4虫様筋、小指球筋、母指内転筋、短母指屈筋の深頭、そして前腕では尺側手根屈筋と深指屈筋の尺側半を支配します。したがって尺骨神経と掌側骨間筋の組合せが正しくなります。骨間筋の麻痺により鷲手を呈します。
円回内筋は、前腕を回内させる筋で、正中神経の支配です。橈骨神経ではありません。この筋の間で正中神経が絞扼されるのが円回内筋症候群です。
母指内転筋は、尺骨神経の支配です。正中神経ではありません。この筋の麻痺により、母指と示指で紙をつまむとフローマン徴候が陽性となります。
僧帽筋は、**副神経(と頸神経叢の枝)**の支配です。肩甲上神経ではありません。肩甲上神経が支配するのは棘上筋と棘下筋です。
選択肢の確認
1.橈骨神経-円回内筋
誤り。円回内筋は正中神経の支配です。
2.正中神経-母指内転筋
誤り。母指内転筋は尺骨神経の支配です。
3.尺骨神経-掌側骨間筋
正しい。骨間筋は尺骨神経の支配です。
4.肩甲上神経-僧帽筋
誤り。僧帽筋は副神経の支配です。肩甲上神経は棘上筋と棘下筋を支配します。
覚えるポイント
- 尺骨神経=手内在筋の大部分(骨間筋、小指球筋、母指内転筋)、尺側手根屈筋。鷲手。
- 正中神経=前腕屈筋群の大部分、母指球筋の大部分。猿手。
- 橈骨神経=上腕三頭筋、前腕伸筋群、腕橈骨筋。下垂手。
- 副神経=胸鎖乳突筋と僧帽筋、肩甲上神経=棘上筋と棘下筋。