31PM134第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)

糖尿病性末梢神経障害に特徴的な所見はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

糖尿病性末梢神経障害の特徴的な所見を問う問題です。

分布のしかたと、どの感覚が早期に低下するかを確認します。

解説

糖尿病性の末梢神経障害で最も多いのは遠位対称性多発神経障害です。両側対称性に、下肢の遠位(足先)から始まり、次第に上行していく形で感覚障害が生じます。これを手袋・靴下型の分布といいます。

早期には、振動覚アキレス腱反射が低下することが知られており、内果に音叉を当てて振動覚を調べる検査は簡便で有用です。したがって両側内果の振動覚低下が特徴的な所見であり、正答です。しびれ、感覚鈍麻、じんじんする痛みが主体で、筋力低下は比較的軽度です。感覚が鈍くなるため、足の傷や熱傷に気づかず、糖尿病足病変につながる点も重要です。

宙吊り型の解離性感覚障害は、脊髄空洞症でみられる所見で、両上肢から肩、上胸部にかけて温痛覚のみが障害され、触覚と深部感覚は保たれます。

下肢から上行性に広がる弛緩性麻痺は、ギラン・バレー症候群の特徴です。

しびれより筋力低下が顕著な上肢の神経障害は、この病態の一般的な形ではありません。

選択肢の確認

1.両側内果の振動覚低下
正しい。左右対称性、下肢遠位優位で、振動覚が早期に低下します。

2.宙吊り型の解離性感覚障害
誤り。脊髄空洞症でみられる所見です。

3.下肢から上行性に広がる弛緩性麻痺
誤り。ギラン・バレー症候群の特徴です。

4.しびれより筋力低下が顕著な上肢の神経障害
誤り。糖尿病性多発神経障害では感覚症状が主体です。

覚えるポイント

  • 糖尿病性多発神経障害=両側対称性、下肢遠位から、手袋・靴下型。
  • 早期の所見=振動覚低下、アキレス腱反射低下
  • 感覚鈍麻により足の傷や熱傷に気づきにくく、糖尿病足病変の危険がある。
  • 施術では足部の観察を行い、強い温熱刺激を避ける。
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