31PM136第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)

次の文で示す症例で最も適切な所見はどれか。「40歳の女性。半年前から回転性のめまい発作に苦しむ。耳鳴り、難聴、耳閉塞感が生じる。悪心・嘔吐を伴うこともある。カロリックテスト陰性。」

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正解: 1 または 2 または 3 または 4

正答

1、2、3、4

この問題のポイント

回転性めまいを繰り返す症例に関する問題で、選択肢のすべてが正答として扱われています。

そのため、各選択肢に関連する知識を整理して押さえることが学習上の要点になります。

解説

40歳女性、半年前から繰り返す回転性めまい発作、耳鳴り、難聴、耳閉塞感、悪心・嘔吐、という所見は、メニエール病に典型的な組合せです。内リンパ水腫を病態とし、発作は数十分から数時間続き、繰り返すうちに聴力が低下することがあります。

歩行の所見については、めまい発作時にはふらつきや歩行の不安定さが現れます。

難聴の種類については、メニエール病は内耳の障害によるものであるため、感音性難聴に分類されます。低音域から始まり、変動することが特徴です。

グリセロール検査は、グリセロールを投与して内リンパ水腫を一時的に軽減させ、聴力が改善するかをみる検査で、メニエール病の診断の補助に用いられます。

頭位との関係については、良性発作性頭位めまい症では特定の頭位変換によって短時間のめまいが誘発され、難聴を伴わない点がメニエール病との鑑別点になります。

選択肢の確認

1.失調性歩行がみられる。
正答に含まれます。めまい発作時には歩行の不安定さが現れます。

2.難聴は感音性である。
正答に含まれます。内耳の障害によるため感音性難聴に分類されます。

3.グリセロール検査は陰性である。
正答に含まれます。内リンパ水腫の評価に用いられる検査です。

4.特定の頭位でめまい発作が生じる。
正答に含まれます。頭位との関係は良性発作性頭位めまい症との鑑別点となります。

覚えるポイント

  • メニエール病=反復する回転性めまい+難聴・耳鳴・耳閉感、感音性難聴
  • 良性発作性頭位めまい症=頭位変換で誘発、短時間、難聴なし。
  • 中枢性めまい=持続が長い、構音障害や複視などを伴い緊急性が高い。
  • 検査=カロリックテスト、グリセロール検査、聴力検査、眼振検査。
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