31PM141|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
こめかみがズキズキする頭痛に対して九刺の遠道刺を用いて治療する場合、最も適切な経穴はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
九刺の遠道刺の考え方に基づいて選穴する問題です。
上部の病に対して下部の穴を用いる、という原則で判断します。
解説
遠道刺は、九刺の一つで、身体の上部の病に対して、下部(特に下肢)の経穴を用いる刺法です。上病下取の考え方にあたり、罹患部位から離れた遠隔の穴を選びます。
**こめかみ(側頭部)**は、足の少陽胆経が巡る部位です。したがって、胆経の下肢の経穴を選ぶことになります。
陽陵泉は足の少陽胆経の合土穴で、八会穴の筋会、胆の下合穴でもあります。下腿外側、腓骨頭の前下方に取ります。下肢にある胆経の代表的な経穴であり、遠道刺の考え方に最も適します。したがってこれが正答です。
頷厭は足の少陽胆経の経穴ですが、側頭部にあり局所の穴です。遠道刺には当たりません。
太陽は奇穴で、眉毛外端と目外眥の中間の後方にあり、こちらも局所の穴です。
合谷は手の陽明大腸経の原穴で、四総穴として「面目は合谷に収む」とされます。遠隔の穴ではありますが、こめかみを巡る経脈は胆経であるため、経脈を考慮すると陽陵泉が適します。
選択肢の確認
1.頷 厭
誤り。側頭部にある局所の穴です。
2.太 陽
誤り。側頭部の奇穴であり、局所の穴です。
3.合 谷
誤り。遠隔の穴ですが、こめかみを巡る経脈は胆経です。
4.陽陵泉
正しい。胆経の下肢の経穴であり、遠道刺の考え方に適します。
覚えるポイント
- 遠道刺=九刺の一つ、上部の病に下部(下肢)の穴を用いる(上病下取)。
- こめかみ(側頭部)=足の少陽胆経の走行部位。
- 陽陵泉=胆経の合土穴、筋会、胆の下合穴。腓骨頭前下方。
- 局所取穴と循経取穴、遠道刺を使い分ける。