31PM153|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
「40歳の男性。右腰下肢が痛み、右足部外側にしびれがある。アキレス腱反射減弱、下肢伸展挙上テスト陽性。」施術対象となる神経根として最も適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
腰下肢痛の神経根高位診断を問う問題です。
40歳男性、右腰下肢痛、右足部外側のしびれ、アキレス腱反射減弱、SLRテスト陽性、という所見を統合します。
解説
足部の外側(小趾側)の知覚はS1のデルマトームに対応します。また、アキレス腱反射はS1が関与する反射であり、S1神経根が障害されると減弱または消失します。二つの所見がともにS1を指しています。
下肢伸展挙上テスト(SLRテスト)が陽性であることは、坐骨神経の伸張により症状が誘発されることを示し、L4/L5やL5/S1レベルの椎間板ヘルニアなど、下位腰椎由来の神経根症を示唆します。
以上をまとめると、施術の対象となる神経根はS1であり、これが正答です。
L3が障害されると、大腿前面の知覚障害と膝伸展の筋力低下がみられます。
L4では、下腿内側の知覚障害、膝伸展の筋力低下、膝蓋腱反射の減弱がみられます。
L5では、下腿外側から足背、母趾の知覚障害と、足関節背屈および母趾伸展の筋力低下がみられます。腱反射は正常です。
選択肢の確認
1.L3
誤り。大腿前面の知覚と膝伸展に関わります。
2.L4
誤り。下腿内側の知覚と膝蓋腱反射に関わります。
3.L5
誤り。下腿外側から母趾の知覚と足背屈に関わり、腱反射は正常です。
4.S1
正しい。足部外側の知覚とアキレス腱反射に関わります。
覚えるポイント
- S1=足の外側から小趾の知覚、足底屈、アキレス腱反射。
- L5=下腿外側から母趾の知覚、足背屈と母趾伸展、腱反射は正常。
- L4=下腿内側の知覚、膝伸展、膝蓋腱反射。
- SLRテスト=坐骨神経の伸張、下位腰椎の神経根症で陽性。