31PM155|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
「47 歳の女性。主訴は左顔面の麻痺。 2週間前に腹痛、下腿前面の痛みとともに発症。現在は下腿内側の重だるさ、軟便を伴う。」原絡表裏配穴法で主証に対応する経穴の部位にあるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
原絡表裏配穴法を用いる問題です。
まず症状から主証となる経脈を決め、その原穴を特定し、部位の目印を答えます。
解説
顔面の麻痺(口喎)、腹痛、下腿前面の痛みは、いずれも足の陽明胃経の走行と病証に一致します。胃経は鼻のわきから起こり顔面を巡り、胸腹部を下って下肢の前外側を通ります。したがって主証は胃経です。
一方、下腿内側の重だるさと軟便は、表裏をなす足の太陰脾経の症状であり、こちらが客証(従)にあたります。
原絡表裏配穴法では、主証となる経の原穴と、表裏をなす経の絡穴を組み合わせます。したがって主証に対応するのは、胃経の原穴である衝陽です。
衝陽は、足背、第2中足骨底と中間楔状骨の間、足背動脈の拍動部に取ります。したがって、その部位にあるのは足背動脈であり、これが正答です。
後脛骨動脈は太渓(腎経の原穴)の目印、母指外転筋腱は足内側の腱、前脛骨筋腱は足関節前面(解渓の付近)の目印であり、いずれも衝陽の目印ではありません。
選択肢の確認
1.足背動脈
正しい。衝陽(胃経の原穴)の取穴の目印です。
2.後脛骨動脈
誤り。太渓(腎経の原穴)の目印です。
3.母指外転筋腱
誤り。足内側の腱であり、衝陽の目印ではありません。
4.前脛骨筋腱
誤り。足関節前面の目印であり、解渓などに関係します。
覚えるポイント
- 原絡(表裏)配穴法=主証の経の原穴+表裏の経の絡穴。
- 衝陽=胃経の原穴、足背動脈拍動部。公孫=脾経の絡穴。
- 拍動部が目印の経穴=衝陽(足背動脈)、太渓(後脛骨動脈)、人迎(総頸動脈)、太淵(橈骨動脈)。
- 胃経の病証=口喎、頸腫、腹満、腹鳴、下肢前外側の痛み。