31PM158|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
「18歳の女性。新体操の選手で毎日の激しい練習と無理なダイエットをしていたら月経が止まった。近医で、利用できるエネルギー不足が原因の運動性無月経と言われた。」無月経に対し、胞宮から起こる経脈に治療する場合、最も適切な奇経はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
胞宮(子宮)から起こる奇経のうち、月経に関わるものを選ぶ問題です。
解説
任脈、督脈、衝脈は、いずれも**胞中(胞宮、子宮)**から起こるとされ、これを一源三岐といいます。
このうち衝脈は、十二経の海、そして血海と呼ばれ、全身の気血が集まるところとされます。特に月経と生殖に深く関わり、「衝脈が盛んになれば月経が時に応じて訪れる」と表現されます。したがって、無月経に対して胞宮から起こる経脈に働きかけるのであれば、衝脈が最も適切であり、これが正答です。八脈交会穴は公孫であり、内関と組み合わせて用います。
帯脈は、季肋部から起こって腰を帯のように一周する唯一の横行する奇経で、諸経を束ねます。病証は腰のだるさや帯下です。胞宮から起こるものではありません。
陰維脈は諸陰経を維絡する奇経で、病証は心痛が中心です。八脈交会穴は内関です。
陰蹻脈は踵の内側から起こり、下肢内側を上って目内眥に至る奇経で、睡眠や下肢内側の症状に関わります。八脈交会穴は照海です。
選択肢の確認
1.衝 脈
正しい。胞中から起こり、血海として月経と生殖に深く関わります。
2.帯 脈
誤り。季肋部から起こり、腰を横に一周します。
3.陰維脈
誤り。諸陰を維絡し、心痛が病証の中心です。
4.陰蹻脈
誤り。踵の内側から起こり、睡眠や下肢内側の症状に関わります。
覚えるポイント
- 一源三岐=任脈、督脈、衝脈はいずれも胞中から起こる。
- 衝脈=十二経の海、血海。月経と生殖に関わる。八脈交会穴は公孫。
- 任脈=陰脈の海、胞胎を主る。督脈=陽脈の海。
- 帯脈=唯一横に走り、諸経を束ねる。八脈交会穴は足臨泣。