31PM165|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
主に C 線維終末にある皮膚の受容器はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
皮膚の受容器と、それを支配する神経線維の対応を問う問題です。
C線維の終末にある受容器を選びます。
解説
ポリモーダル受容器は、機械的刺激、熱刺激、化学的刺激という複数(モーダル)の種類の刺激に反応する侵害受容器で、主に無髄のC線維の自由神経終末に存在します。したがってこれが正答です。刺鍼や施灸による刺激を受け取る中心的な受容器であり、軸索反射によるフレアの形成、鎮痛機序への関与など、鍼灸の作用機序を考えるうえで重要です。
パチニ小体は皮下組織や深部にある層状の構造をもつ受容器で、振動覚と速い圧変化を受容します。太い有髄線維(Aβ)が関与します。
マイスナー小体は真皮乳頭にあり、触覚と軽い圧、動きの検出を担います。こちらも太い有髄線維(Aβ)が関与します。指先に密に分布し、二点識別能に関わります。
高閾値機械受容器は、強い機械的刺激にのみ反応する侵害受容器で、主に細い有髄のAδ線維の終末に存在します。鋭く速い痛み(一次痛)を伝えます。
選択肢の確認
1.パチニ小体
誤り。振動覚と速い圧変化を受容し、Aβ線維が関与します。
2.マイスナー小体
誤り。触覚を受容し、Aβ線維が関与します。
3.高閾値機械受容器
誤り。強い機械的刺激に反応し、Aδ線維の終末にあります。
4.ポリモーダル受容器
正しい。機械、熱、化学の各刺激に反応し、C線維の終末にあります。
覚えるポイント
- ポリモーダル受容器=C線維(IV群)、機械・熱・化学の各刺激に反応。
- 高閾値機械受容器=Aδ線維(III群)、鋭い一次痛。
- マイスナー小体・パチニ小体・メルケル盤・ルフィニ終末=Aβ線維、触圧覚と振動覚。
- 鍼灸刺激の受容にはポリモーダル受容器が深く関わる。