31PM166第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)

痛みの識別に関与する中枢内伝導路はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

痛覚の上行路のうち、痛みの識別を担うものを選ぶ問題です。

どこが痛いか、どの程度かを判断する経路はどれかを考えます。

解説

新脊髄視床路(外側脊髄視床路)は、脊髄後角で乗り換えた二次ニューロンが脊髄内で交叉し、前側索を上行して視床の後外側腹側核に至り、そこから大脳皮質の一次体性感覚野へ投射する経路です。体部位再現が明確であるため、痛みの部位、強さ、性質を識別する働きを担います。したがってこれが正答です。

脊髄網様体路(旧脊髄視床路系)は、脳幹の網様体に投射し、そこから視床内側核群や大脳辺縁系、視床下部へ情報を伝えます。痛みに伴う不快な情動、自律神経反応、痛みの制御に関わり、識別には関与しません。

後索路は、識別性触覚と意識的な深部感覚(振動覚、位置覚)を伝える経路で、延髄の薄束核と楔状束核で乗り換えます。痛覚の経路ではありません。

前脊髄視床路は、主に粗大な触圧覚を伝える経路とされます。

このように、痛みの情報は「識別する系(新脊髄視床路)」と「情動・自律神経に関わる系(脊髄網様体路など)」に分かれて処理されます。

選択肢の確認

1.後索路
誤り。識別性触覚と深部感覚を伝えます。

2.新脊髄視床路
正しい。痛みの部位、強さ、性質の識別を担います。

3.前脊髄視床路
誤り。主に粗大な触圧覚を伝えます。

4.脊髄網様体路
誤り。情動、自律神経反応、痛みの制御に関わります。

覚えるポイント

  • 新脊髄視床路(外側脊髄視床路)=痛みの識別、視床後外側腹側核を経て体性感覚野へ。
  • 脊髄網様体路=脳幹網様体へ、情動と自律神経反応、痛みの制御。
  • 後索路=識別性触覚、振動覚、位置覚。延髄で乗り換えて交叉。
  • 温痛覚は脊髄内で交叉、深部感覚は延髄で交叉する。
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