31PM173第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)

知熱灸について誤っているのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

知熱灸について、誤った記述を選ぶ問題です。

有痕灸か無痕灸か、どの程度の熱刺激かを確認します。

解説

知熱灸は、やや大きめの艾炷を立て、患者が熱さを感じた時点で指などで押し消す方法です。艾炷を最後まで燃やしきらないため、皮膚に熱傷や灸痕を残さない無痕灸に分類されます。

したがって、「施灸部にII度熱傷が生じる」という記述は誤りであり、これが正答です。II度熱傷は水疱を形成する深さの熱傷であり、知熱灸では通常このような熱傷は生じません。生じるとしてもI度(紅斑のみ)にとどまります。水疱を形成するような熱刺激は、有痕灸である透熱灸などで問題になります。

無痕灸の一つであるという記述は正しく、知熱灸は隔物灸、温筒灸、艾条灸、灸頭鍼とともに無痕灸に分類されます。

患者が熱さを感じたら取り除くという記述も正しく、これが知熱灸の名称の由来でもあります(熱を知ったところでやめる灸)。

虚弱者にも適応となるという記述も正しく、刺激量を調節しやすく熱傷を残さないため、体力の低下している人や小児、皮膚の弱い人にも用いやすい灸法です。

選択肢の確認

1.無痕灸の一つである。
正しい記述です。灸痕を残さない灸法に分類されます。

2.患者が熱さを感じたら取り除く。
正しい記述です。これが知熱灸の基本的な方法です。

3.虚弱者にも適応となる。
正しい記述です。刺激量を調節しやすい灸法です。

4.施灸部にⅡ度熱傷が生じる。
誤った記述であり、これが正答です。水疱を形成する熱傷は生じません。

覚えるポイント

  • 知熱灸=熱さを感じたところで消火する無痕灸。刺激量を調節しやすい。
  • 有痕灸=透熱灸、焦灼灸、打膿灸。無痕灸=知熱灸、隔物灸、温筒灸、艾条灸、灸頭鍼。
  • 熱傷=I度(紅斑と疼痛)、II度(水疱)、III度(全層、無痛)。
  • 虚弱者、小児、高齢者では刺激量を控えめにする。
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