31PM174|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
灸あたりの予防として最も適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
灸あたりの予防を問う問題です。
灸あたりの原因が何かを考えると、予防法が導けます。
解説
灸あたりは、施灸の刺激量が患者の体力に対して過大であったときに起こる、一時的な全身の不快反応です。倦怠感、脱力感、めまい、頭重、悪寒、発熱、食欲不振などがみられます。
したがって予防の基本は、刺激量を適切に抑えることです。刺激量の少ない灸法を選択することは、まさにこの原則に沿った対応であり、正答となります。具体的には、有痕灸ではなく知熱灸や温灸を選ぶ、艾炷を小さくする、壮数を減らす、施灸部位の数を減らすといった調整を行います。特に初回の施術、高齢者、虚弱な人、疲労している人では控えめにします。
艾炷のひねりを硬くすることは、燃焼が速く熱が集中して刺激が強くなる方向であり、予防にはなりません。
艾炷の底面を広くすることも、熱の及ぶ範囲が広がって刺激量が増える方向であり、予防にはなりません。
施灸後の皮膚消毒は、感染や化膿の防止には有効ですが、全身反応である灸あたりの予防にはつながりません。
選択肢の確認
1.艾炷のひねりを硬くする。
誤り。燃焼が速く熱が集中し、刺激が強くなります。
2.艾炷の底面を広くする。
誤り。熱の及ぶ範囲が広がり、刺激量が増えます。
3.刺激量の少ない灸法を選択する。
正しい。灸あたりの原因である過大な刺激を避ける対応です。
4.施灸後の皮膚消毒を念入りに行う。
誤り。感染防止には有効ですが、灸あたりの予防にはなりません。
覚えるポイント
- 灸あたり=刺激量の過大による一時的な全身反応(倦怠感、めまい、発熱など)。
- 予防=刺激量を控えめに、初回や虚弱者では特に慎重に。
- 起きたときは施灸を中止して安静にし、再開時は総刺激量を減らす。
- 艾炷は軟らかくひねるほど燃焼が緩やかで刺激が穏やかになる。