31PM175|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
痛みを伴う熱刺激を伝導するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
神経線維の分類と、伝える感覚の対応を問う問題です。
痛みを伴う熱刺激を伝えるのはどれかを判断します。
解説
Aδ線維は、細い有髄線維で、鋭く速い痛み(一次痛)と温度覚を伝えます。痛みを伴う熱刺激も、この線維によって伝えられます。番号分類ではIII群線維にあたります。したがってこれが正答です。
なお、遅れて生じる鈍く持続する痛み(二次痛)と、じんわりとした熱感は、無髄の**C線維(IV群)**が伝えます。灸の熱さが遅れて感じられるのはこのためです。
Aα線維は最も太い有髄線維で、骨格筋を支配するα運動ニューロンの軸索と、筋紡錘からの求心性線維(Ia)にあたります。伝導速度が最も速い線維です。
Aβ線維は太い有髄線維で、触圧覚と振動覚を伝えます。ゲートコントロール説において、この線維の入力が脊髄後角で痛みの伝達を抑制します。
Aγ線維は、筋紡錘の錘内筋線維を支配するγ運動ニューロンの軸索で、筋紡錘の感度を調節します。
選択肢の確認
1.Aα 線維
誤り。α運動ニューロンと筋紡錘からのIa線維にあたります。
2.Aβ 線維
誤り。触圧覚と振動覚を伝えます。
3.Aγ 線維
誤り。筋紡錘の錘内筋線維を支配する運動線維です。
4.Aδ 線維
正しい。鋭い痛みと温度覚を伝え、痛みを伴う熱刺激を伝導します。
覚えるポイント
- Aδ線維(III群)=細い有髄、鋭い一次痛と温度覚。
- C線維(IV群)=無髄、鈍い二次痛と熱感、ポリモーダル受容器。
- Aβ線維=触圧覚と振動覚。ゲートコントロール説で痛みを抑制する側。
- Aα線維=運動と筋紡錘(Ia)、Aγ線維=錘内筋線維の支配。