31PM177|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
血管に対し収縮性に作用する物質はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
血管に作用する物質を、収縮性か拡張性かで区別する問題です。
解説
ノルアドレナリンは、交感神経の節後線維から放出される伝達物質で、血管平滑筋のα1受容体に作用して血管を収縮させます。これにより末梢血管抵抗が高まり、血圧が上昇します。したがってこれが正答です。
NO(一酸化窒素)は、血管内皮細胞で産生され、隣接する血管平滑筋に拡散して弛緩させ、血管を拡張します。内皮由来血管弛緩因子として知られます。
CGRPは、感覚神経終末から軸索反射によって放出される神経ペプチドで、強力な血管拡張作用をもち、刺鍼部のフレア形成に関与します。
アデノシンは、ATPが分解されて生じる物質で、血管を拡張させて局所の血流を増やします。また、感覚神経終末のアデノシンA1受容体に作用して末梢性の鎮痛にも関わるとされています。
このように、選択肢1から3はいずれも血管拡張に働く物質であり、収縮に働くのはノルアドレナリンのみです。
選択肢の確認
1.NO
誤り。血管内皮由来の血管弛緩因子で、血管を拡張させます。
2.CGRP
誤り。神経終末から放出され、強力な血管拡張作用をもちます。
3.アデノシン
誤り。血管を拡張させ、末梢性鎮痛にも関わります。
4.ノルアドレナリン
正しい。α1受容体を介して血管を収縮させます。
覚えるポイント
- 血管収縮=ノルアドレナリン、アンジオテンシンII、エンドセリン、バソプレシン。
- 血管拡張=NO、CGRP、アデノシン、プロスタサイクリン、ブラジキニン、ヒスタミン。
- 刺鍼後の局所血流増加には、軸索反射によるCGRPとNOが関与する。
- 交感神経の緊張は皮膚血管を収縮させ、手足の冷えをもたらす。