31PM178第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)

施灸刺激の早期より肥満細胞から放出されるのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

肥満細胞から放出される物質を問う問題です。

顆粒に蓄えられている化学伝達物質を選びます。

解説

肥満細胞(マスト細胞)は結合組織に広く分布し、細胞質の顆粒にヒスタミンやヘパリンを蓄えています。施灸による熱刺激、機械的刺激、神経ペプチド(サブスタンスP)、補体、あるいはIgEを介した抗原刺激によって脱顆粒が起こり、早期にヒスタミンが放出されます。したがってこれが正答です。

ヒスタミンは、細動脈を拡張させて発赤と熱感を生じ、細静脈の血管透過性を亢進させて血漿成分を漏出させ、腫脹(膨疹)を起こします。また痒みにも関与します。

IgEは抗体の一種で、肥満細胞の表面に結合して抗原と反応する引き金となりますが、肥満細胞から放出される物質ではありません。

補体は血漿中の蛋白質群で、活性化により肥満細胞の脱顆粒を促したり、走化性因子として働いたりしますが、肥満細胞の顆粒に蓄えられているものではありません。

アドレナリンは副腎髄質から分泌されるホルモンで、肥満細胞とは関係しません。

選択肢の確認

1.IgE
誤り。抗体であり、肥満細胞表面に結合して脱顆粒の引き金となります。

2.補 体
誤り。血漿中の蛋白質群であり、肥満細胞の顆粒の内容物ではありません。

3.ヒスタミン
正しい。肥満細胞の顆粒に蓄えられ、早期に放出されます。

4.アドレナリン
誤り。副腎髄質から分泌されるホルモンです。

覚えるポイント

  • 肥満細胞=ヒスタミンとヘパリンを含む顆粒をもち、脱顆粒で放出する。
  • ヒスタミンの作用=血管拡張(発赤)、血管透過性亢進(腫脹)、痒み
  • I型アレルギーはIgEと肥満細胞が関与する。
  • 施灸の局所反応は炎症の四徴(発赤、腫脹、熱感、疼痛)として理解できる。
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