31PM179|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
灸療法の治療的作用において、細網内皮系の機能亢進に関与するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
鍼灸の治療的作用の分類を問う問題です。
細網内皮系の機能亢進が、どの作用に含まれるかを判断します。
解説
灸療法の治療的作用は、一般に次のように分類されます。
防衛作用は、生体の防御機能を高める働きです。白血球(特に好中球やリンパ球)の増加、貪食能の亢進、細網内皮系(マクロファージなどの単核食細胞系)の機能亢進、免疫グロブリンの増加などが含まれます。したがって細網内皮系の機能亢進は防衛作用にあたり、これが正答です。
調整作用は、乱れた機能を整える働きで、亢進しているものを抑え(鎮静作用)、低下しているものを高める(興奮作用)という双方向の調節を指します。
転調作用は、自律神経の失調や体質そのものを変化させ、アレルギー体質などを改善する方向へ導く働きとされます。
鎮痛作用は痛みを和らげる働きで、ゲートコントロール、下行性疼痛抑制系、広汎性侵害抑制調節、末梢性の機序などが関与します。
このほか、灸の作用として、増血作用(赤血球や血色素の増加)、止血作用(血小板や凝固能への影響)、誘導作用、反射作用などが挙げられます。
選択肢の確認
1.調整作用
誤り。乱れた機能を整える双方向の調節です。
2.鎮痛作用
誤り。痛みを和らげる働きです。
3.転調作用
誤り。自律神経の失調や体質の改善に関わる働きです。
4.防衛作用
正しい。白血球の増加や細網内皮系の機能亢進など、防御機能を高める働きです。
覚えるポイント
- 防衛作用=白血球の増加、貪食能の亢進、細網内皮系の機能亢進、免疫の賦活。
- 調整作用=興奮作用と鎮静作用の双方向の調節。
- 転調作用=自律神経失調や体質の改善。
- 灸の作用として増血作用、止血作用、誘導作用、反射作用も挙げられる。