31PM180|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
灸施術による局所炎症反応に最も関与するのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
施灸による局所炎症反応に関与する因子を選ぶ問題です。
炎症を進める物質はどれかを判断します。
解説
インターロイキン6(IL-6)は、マクロファージや線維芽細胞などから産生される炎症性サイトカインです。炎症の場で産生され、肝臓での急性期蛋白(C反応性蛋白など)の合成を促し、発熱を引き起こし、免疫応答を調節します。施灸により組織が傷害されると、こうした炎症性サイトカインが産生されて局所炎症反応が進みます。したがってこれが正答です。ほかに腫瘍壊死因子αやインターロイキン1βも同様に関与します。
ルフィニ終末は皮膚の真皮にある受容器で、持続的な圧や皮膚の伸展を受容します。太い有髄線維(Aβ)が関与する触圧覚の受容器であり、炎症反応の因子ではありません。
Ib線維は腱紡錘(ゴルジ腱器官)からの求心性線維で、筋の張力の情報を伝えます。炎症とは関係しません。
カプサイシンは、トウガラシに含まれる辛味成分で、体内で産生される物質ではありません。TRPV1受容体に作用する外因性の物質であり、体内で産生されるという記述は成り立ちません。
選択肢の確認
1.ルフィニ終末興奮
誤り。持続的な圧や皮膚の伸展を受容する触圧覚の受容器です。
2.Ⅰb 線維興奮
誤り。腱紡錘からの求心性線維で、筋の張力を伝えます。
3.インターロイキン 6 産生
正しい。炎症性サイトカインとして局所炎症反応に関与します。
4.カプサイシン産生
誤り。トウガラシの成分であり、体内で産生されるものではありません。
覚えるポイント
- 炎症性サイトカイン=インターロイキン1β、インターロイキン6、腫瘍壊死因子α。
- 施灸の局所反応=血管拡張と透過性亢進→好中球→マクロファージ→修復。
- 化学伝達物質=ヒスタミン(肥満細胞)、ブラジキニン(血漿)、プロスタグランジンとロイコトリエン(アラキドン酸)、CGRPとサブスタンスP(神経終末)。
- カプサイシンは外因性の物質で、TRPV1受容体に作用する。