31PM99|第31回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第31回午後(科目未分類)
内因において、気を緩ませる感情が過度に生じることでみられる症状はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
七情と気機の変化を結び付け、損傷される臓の症状を選ぶ問題です。
「気を緩ませる」感情がどれかを思い出します。
解説
情志と気機の関係は、怒れば気上り、喜べば気緩み、思えば気結び、悲しめば気消え、恐れれば気下り、驚けば気乱れ、憂えれば気鬱すと整理されます。
したがって、気を緩ませる感情は「喜」です。そして喜は心を傷るとされます。
心の失調による代表的な症状が動悸です。心は血脈を主り、神志を主るため、失調すると動悸、不整脈、不眠、多夢、健忘、精神の不安定といった症状が現れます。喜が過度になると心気が緩み、集中できない、精神が散漫になる、動悸がするといった状態を招きます。したがって動悸が正答です。
失禁は、気が下る「恐」により腎が傷られたときにみられる症状です。「恐れれば気下る」と表現されます。
食欲不振は、気が結ぶ「思」により脾が傷られたときの症状です。
声のかすれは、気が消える「悲・憂」により肺が傷られたときに関係する症状です。
選択肢の確認
1.失 禁
誤り。恐により腎が傷られたときの症状です。
2.動 悸
正しい。喜により心が傷られたときの症状です。
3.食欲不振
誤り。思により脾が傷られたときの症状です。
4.声のかすれ
誤り。悲・憂により肺が傷られたときに関係します。
覚えるポイント
- 気機=怒は上、喜は緩、思は結、悲は消、恐は下、驚は乱、憂は鬱。
- 七情と臓=怒は肝、喜は心、思は脾、憂悲は肺、恐驚は腎。
- 心の失調=動悸、不眠、多夢、健忘、精神の不安定。
- 腎の失調=失禁、遺尿、耳鳴り、腰膝のだるさ。