33PM136|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論神経障害・運動器の施術L5神経根・肘部管・手根管・テニス肘・コンパートメント・投球障害
次の症例で適切な局所治療部位はどれか。「42歳の女性。主訴は右の母指から中指にかけての痛みとしびれ。母指球・手根部には症状はない。手を振ると楽になることがある。ファレンテストは陽性。」
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正解: 1
正答
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この問題のポイント
母指から中指のしびれ、母指球部の皮膚感覚が保たれること、フリックサイン、ファレンテスト陽性から手根管症候群を判断する問題です。次に、手根管を通る正中神経の走行へ対応する局所治療部位を選びます。
解説
母指から中指のしびれ、手を振ると軽くなるフリックサイン、ファレンテスト陽性は手根管症候群に典型的です。母指球・手根部の皮膚感覚が保たれるのは、正中神経の掌側皮枝が手根管の手前で分岐し、手根管を通らないためです。
大陵から労宮を結ぶ領域は手関節掌側から手掌中央へ続き、手根管と正中神経の走行に対応します。実際の刺鍼では正中神経や屈筋腱を損傷しないよう、深さと方向に十分な注意が必要です。
選択肢の確認
1.大陵と労宮の間:正しい。大陵と労宮の間は手根管から手掌中央の正中神経走行に対応し、局所部位として正しいです。
2.少海と孔最の間:誤り。少海と孔最の間は肘前内側から前腕橈側へ向かう範囲で、手根管部ではありません。
3.小海と支正の間:誤り。小海と支正の間は前腕尺側で、尺骨神経領域に近いです。
4.消濼と曲池の間:誤り。消濼と曲池の間は上腕後外側から肘外側で、橈骨神経系の領域です。
覚えるポイント
- 手根管症候群は母指から環指橈側のしびれ。
- フリックサインとファレンテストが手掛かり。
- 掌側皮枝は手根管を通らないため、母指球部の皮膚感覚は保たれやすい。
- 局所刺鍼では正中神経・屈筋腱に注意。