34PM126|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
経絡経穴概論局所解剖と安全伏在神経・深刺リスク
腧穴で鍼の深刺により延髄損傷の危険性が最も高いのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、鍼灸臨床における刺鍼安全が問われています。
後頸部の正中付近は、深刺により中枢神経を損傷する危険があるため、特に注意が必要です。
解説
瘂門は督脈の経穴で、後頸部の正中に位置します。深部には脊髄、延髄に近い重要構造があるため、深刺により延髄損傷の危険性が高い経穴として注意が必要です。
延髄は呼吸、循環など生命維持に関係する重要な中枢です。瘂門への刺鍼では、深さ、方向、体位を慎重に管理し、危険な深刺を避けなければなりません。
脳戸も後頭部正中にあり注意が必要な経穴ですが、設問で延髄損傷の危険性が最も高いものとしては瘂門を選びます。翳風は耳後部、夾脊は脊柱両側の経穴です。
安全管理上のポイント
後頸部正中の深刺は重大事故につながる危険があります。瘂門では解剖学的位置と刺鍼方向を必ず確認します。
選択肢の確認
1.脳戸
誤り。
脳戸は後頭部正中にある督脈の経穴で、安全に注意が必要です。ただし、延髄損傷の危険性が最も高い経穴としては瘂門が適切です。
2.翳風
誤り。
翳風は耳垂後方、乳様突起と下顎枝の間の陥凹部にあります。顔面神経などに注意が必要ですが、延髄損傷の危険性が最も高い経穴ではありません。
3.瘂門
正しい。
瘂門は後頸部正中にあり、深刺により延髄損傷の危険性が高い経穴です。安全管理上、特に注意が必要です。
4.夾脊
誤り。
夾脊は脊柱の両側に並ぶ経穴です。刺鍼には注意が必要ですが、設問の延髄損傷の危険性が最も高い経穴としては瘂門を選びます。
覚えるポイント
- 瘂門は深刺により延髄損傷の危険があります。
- 延髄は呼吸・循環に関係する生命維持中枢です。
- 後頸部正中の刺鍼では深さと方向に注意します。
- 鍼灸では経穴名だけでなく、深部の解剖構造を理解することが重要です。