3AM51|第3回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第3回午前(科目未分類)
塞栓症について誤っている組合せはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
塞栓物質の種類と、血流に沿って到達する臓器を対応させる問題です。静脈血栓はまず肺へ向かうことを押さえます。
解説
左心系の弁膜症や心房内血栓は大動脈系へ流れ、脳動脈を閉塞して脳塞栓を起こすことがあります。長管骨の複雑骨折では骨髄脂肪が静脈へ入り、肺の脂肪塞栓を起こし得ます。急速な減圧では窒素気泡が生じ、脳などにガス塞栓・減圧障害を生じます。大腿静脈血栓は下大静脈、右心を経て肺動脈へ流れるため、典型的には肺血栓塞栓症となり、肝臓の塞栓とはなりません。
選択肢の確認
1.心弁膜症 ― 脳の血栓性塞栓:正しい。左心系に生じた血栓は脳動脈へ流れて脳塞栓を起こすことがあります。
2.外傷性複雑骨折 ― 肺の脂肪性塞栓:正しい。長管骨骨折では骨髄脂肪による肺脂肪塞栓が起こり得ます。
3.スキューバダイビング ― 脳のガス塞栓:正しい。潜水後の急速な減圧で生じた気泡は脳神経症状を起こすことがあります。
4.大腿静脈血栓 ― 肝臓の血栓性塞栓:誤り。大腿静脈血栓は右心を経て肺動脈へ至り、肺血栓塞栓を起こします。
覚えるポイント
- 左心系血栓は脳など体循環へ向かう。
- 下肢深部静脈血栓は肺へ向かう。
- 長管骨骨折では脂肪塞栓に注意する。
- 急速な減圧ではガス塞栓が起こり得る。