3PM126|第3回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第3回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態から考えて緊張を改善すべき適切な筋はどれか。「33歳の女性。3日月前から腕をあげて作業をすると上肢が重だるく、しびれるようになってきた。ジャクソンテスト陰性、ライトテスト陽性、3 分間挙上負荷試験陽性であった。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
上肢挙上で増悪するしびれに対し、頸椎神経根障害と胸郭出口症候群を鑑別する症例問題です。ライトテストと3分間挙上負荷試験が陽性で、小胸筋による烏口突起下の圧迫が示唆されます。
解説
ジャクソンテストが陰性で、上肢挙上時に症状が増悪し、ライトテストと3分間挙上負荷試験が陽性であることから、胸郭出口症候群が考えられます。ライトテストは上肢外転・外旋で烏口突起下の神経血管束が小胸筋により圧迫される状態をみる検査です。
そのため緊張を改善すべき筋は小胸筋です。上肢の冷感、色調変化、著しい脈拍低下、筋萎縮がある場合は血管・神経障害の程度を医療機関で評価する必要があります。腋窩・鎖骨下周辺への深刺は、肺、血管、腕神経叢を損傷し得るため避けます。
選択肢の確認
- 1.胸鎖乳突筋:誤り。胸鎖乳突筋は頸部の運動に関与しますが、ライトテストで評価する主な圧迫筋ではありません。
- 2.僧帽筋:誤り。僧帽筋は肩甲帯運動に関与しますが、烏口突起下で神経血管束を圧迫する主因ではありません。
- 3.小胸筋:正しい。小胸筋の緊張により烏口突起下で腕神経叢や腋窩動静脈が圧迫されます。
- 4.棘上筋:誤り。棘上筋は肩関節外転初期に働く腱板筋で、ライトテスト陽性の病態とは異なります。
覚えるポイント
- ライトテストは小胸筋部の圧迫をみる。
- 3分間挙上負荷試験は胸郭出口症候群の誘発検査。
- 腋窩・鎖骨下部の深刺は肺・血管・腕神経叢損傷の危険がある。