3PM83|第3回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第3回午後(科目未分類)
椎間板ヘルニアについて誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
椎間板高位と障害神経根、筋力低下の対応を問う問題です。L5-S1椎間板ヘルニアでは一般にS1神経根が障害され、大腿四頭筋ではなく足関節底屈筋などに影響します。
解説
椎間板ヘルニアでは、線維輪を越えて突出・脱出した髄核が神経根を圧迫し、腰痛、下肢放散痛、感覚障害、筋力低下を生じます。L5-S1椎間板ヘルニアで典型的に障害されるのはS1神経根で、アキレス腱反射の低下、足関節底屈力低下、足外側の感覚障害などがみられます。
大腿四頭筋は主に大腿神経、L2-L4神経根の支配であり、筋力低下は上位腰椎の障害で問題になります。単純エックス線では椎間腔狭小化などの間接所見を認めることがありますが、神経圧迫の評価にはMRIが有用です。膀胱直腸障害、会陰部感覚低下、進行する筋力低下は緊急評価が必要です。
選択肢の確認
- 1.脱出した髄核が神経根を圧迫する。:正しい。突出・脱出した髄核が神経根を圧迫することが症状の主要な機序です。
- 2.L5-S1間のヘルニアでは大腿四頭筋の筋力が低下する。:誤り。L5-S1では主にS1神経根が障害され、大腿四頭筋より足関節底屈筋などの筋力低下がみられます。
- 3.単純エックス線写真で椎間腔は狭小化する。:正しい。椎間板変性に伴い、単純エックス線で椎間腔狭小化を認めることがあります。
- 4.再発を繰り返す患者には手術を行う。:正しい。保存療法で改善せず再発を反復する場合や、神経障害がある場合には手術が検討されます。
覚えるポイント
- L4-L5ヘルニアではL5神経根、L5-S1ヘルニアではS1神経根が典型的に障害される。
- S1障害ではアキレス腱反射低下と足関節底屈力低下が重要である。
- 馬尾症候群を疑う所見は緊急の医療評価を要する。