4PM128|第4回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第4回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の治療目的で適切な記述はどれか。「45歳女性。やせ型で低血圧。倦怠感、立ちくらみ、軟便及び食欲不振があり、脈は細く弱い。腹部中央部が軟弱であり、脛骨内縁に沿って陥凹がみられる。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
消化器症状、気虚所見、腹診・切経所見から治療方針を導く症例問題です。軟便、食欲不振、腹部軟弱、脾経上の陥凹は脾気虚を示します。
解説
脾は運化を主り、水穀の精微から気血を化生し、四肢・肌肉を養うとされます。脾気が不足すると、食欲不振、食後腹満、軟便、倦怠、やせ、立ちくらみ、細弱脈などが現れます。
腹部中央の軟弱と、下腿内側の脛骨内縁に沿う脾経上の陥凹も虚の反応です。そのため脾の気を高める補法が治療目的となります。低血圧や立ちくらみでは貧血、脱水、内分泌疾患など現代医学的原因も確認します。
選択肢の確認
- 1.小腸の気をたかめる:誤り。小腸の主な働きは受盛・泌別清濁で、本症例の中心所見とは一致しません。
- 2.大腸の気をたかめる:誤り。大腸の伝導失調だけでは、脾経上の陥凹や食欲不振を一貫して説明しません。
- 3.脾の気をたかめる:正しい。消化吸収低下、軟便、倦怠、細弱脈は脾気虚に合い、脾気を補う方針です。
- 4.肝の気をたかめる:誤り。肝の病証では情志、目、筋、脇部などの症状が中心です。
覚えるポイント
- 脾気虚は食欲不振・軟便・倦怠。
- 細弱脈と軟弱な腹は虚の所見。
- 立ちくらみでは貧血や脱水も確認する。