4PM138|第4回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第4回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の治療対象とする病証で適切なのはどれか。「50歳の男性。肥満しており肌肉は弛んでいる。無力感、息切れがあり、動くと汗がでる。寒がり、食欲不振および食後の腹部膨満感を訴える。脈は細く遅い。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
体格、肌肉、気虚症状、消化器症状、脈状から臓の虚証を判断する症例問題です。脾気・脾陽の不足を示す所見が中心です。
解説
脾は運化を主り、飲食物から気血を化生して肌肉・四肢を養うとされます。脾が虚すと、食欲不振、食後腹満、無力感、息切れ、肌肉の弛緩などが現れます。寒がりと遅脈は陽気不足、細脈は気血不足を示します。
肥満していても肌肉が締まらず、消化器症状と全身倦怠がそろうため脾虚証です。動くと汗が出る所見は肺気虚でもみられますが、本症例では食欲不振・腹満・肌肉弛緩が決め手です。
選択肢の確認
- 1.肝虚証:誤り。肝虚では目のかすみ、筋けいれん、爪の変化などが中心です。
- 2.心虚証:誤り。心虚では動悸、不眠、健忘、精神不安などが中心です。
- 3.脾虚証:正しい。食欲不振、食後腹満、肌肉弛緩、無力、細遅脈は脾虚に合います。
- 4.肺虚証:誤り。肺虚では咳、息切れ、自汗が中心ですが、消化器・肌肉所見を十分説明しません。
覚えるポイント
- 脾は運化を主り肌肉を養う。
- 脾虚は食欲不振・腹満・無力。
- 寒がり・遅脈は陽虚傾向。