4PM140|第4回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第4回午後(科目未分類)
次の文で示す患者に対する治療で誤っている記述はどれか。「18歳の男性。陸上選手。最近、走り込むとアキレス腱部に痛みが起こる。熱感、腫張はない。アキレス腱を伸展すると痛みが誘発される。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
運動歴、圧痛、熱感・腫脹の有無、伸張痛からアキレス腱の過使用障害を判断し、治療方針を選ぶ問題です。長期の底屈位固定は適切ではありません。
解説
走り込みで増悪し、熱感・腫脹がなく、アキレス腱伸張で痛む所見は慢性のアキレス腱障害を示唆します。基本は一時的な練習中止・負荷調整、下腿三頭筋の柔軟性と筋力の評価、段階的復帰です。慢性期の温熱は循環改善目的で用いられることがあります。
足関節を底屈位で固定し続けると、アキレス腱と下腿三頭筋の短縮、足関節背屈制限を招き、競技復帰を妨げます。完全断裂時の初期固定とは状況が異なります。圧痛点への施術では腱実質を強く貫く刺入を避け、突然の断裂感やつま先立ち不能があれば医療評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.練習を中止するように指導する。:正しい。正しい方針。疼痛を誘発する走り込みを一時中止し、負荷を調整します。
- 2.アキレス腱部の圧痛点に刺鍼する。:正しい。正しい方針。圧痛部周囲を評価して施術しますが、腱を直接強く損傷しないよう注意します。
- 3.足関節を底屈位で固定する。:誤り。慢性障害で底屈位固定を続けると短縮と可動域制限を招きます。
- 4.アキレス腱部を温める。:正しい。正しい方針。熱感・腫脹のない慢性期では温熱を循環改善目的で用いることがあります。
覚えるポイント
- 慢性アキレス腱障害は負荷調整が基本。
- 長期の底屈位固定は短縮を招く。
- 断裂疑いは施術せず医療評価を優先する。