4PM84|第4回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第4回午後(科目未分類)
症状と原因との組合せで誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
腱反射、高次脳機能、筋萎縮を起こす神経系の障害部位を対応させる問題です。上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害の違いが中心です。
解説
錐体路障害は上位運動ニューロン障害であり、脊髄ショックなどの急性期を除けば筋緊張亢進、腱反射亢進、病的反射を示します。したがって腱反射消失との組合せは誤りです。腱反射の消失は、末梢神経、神経根、前角細胞、筋など反射弓の障害でみられます。
大脳皮質の広範な萎縮は認知機能低下の原因となり、失語症は言語の理解・表出に関わる高次脳機能障害です。前角細胞が変性すると下位運動ニューロン障害となり、脱神経による筋萎縮が起こります。
選択肢の確認
- 1.腱反射消失 ― 錐体路障害:誤り。錐体路障害では一般に腱反射は亢進します。消失は末梢神経など反射弓の障害でみられます。
- 2.知能障害 ― 大脳皮質萎縮:正しい。大脳皮質の広範な萎縮は認知機能や知能の低下につながります。
- 3.失語症 ― 高次脳機能障害:正しい。失語症は発声器官の麻痺ではなく、言語を扱う高次脳機能の障害です。
- 4.筋萎縮 ― 前角細胞変性:正しい。前角細胞変性では下位運動ニューロンが障害され、脱神経性筋萎縮を生じます。
覚えるポイント
- 錐体路障害は痙性麻痺・腱反射亢進。
- 腱反射消失は反射弓の障害を考える。
- 前角細胞障害は筋萎縮・線維束性収縮を起こす。