5PM134|第5回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第5回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の治療として適切でないのはどれか。「18歳の女子高校生。便秘と下痢が交互に起こり、便秘の時の便は兎糞状で硬い。定期試験が近づくと症状が悪化する。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
便秘と下痢の反復、兎糞状便、試験前の増悪から機能性腸障害を考え、治療部位・方法の適否を判断する症例です。
解説
症状は精神的ストレスで増悪する過敏性腸症候群の混合型を示唆します。天枢や大腸兪は大腸機能との関連で用いられ、臍への塩灸は腹部を穏やかに温める伝統的手法として整理されます。小野寺殿部圧診点は内臓疾患の反応をみる診断的圧痛点であり、本症例の標準的な治療点として知熱灸を行う組合せではありません。血便、発熱、体重減少、夜間症状などがあれば器質的疾患を除外する医療評価が必要です。
選択肢の確認
1.臍に塩灸をする。:誤り。臍への塩灸は腹部を穏やかに温め、腸機能を調整する伝統的治療として本問では適切です。
2.天枢に浅刺する。:誤り。天枢は大腸の募穴で、便通異常に対する局所穴として浅刺する方法は本問では適切です。
3.大腸兪に置鍼する。:誤り。大腸兪は大腸の背部兪穴で、便通異常に対する治療穴として本問では適切です。
4.小野寺殿部圧診点に知熱灸をする。:正しい。小野寺殿部圧診点は診断的反応点であり、この症例に知熱灸を行う標準的組合せではないため正答です。
覚えるポイント
- ストレスで便秘と下痢を反復する場合は過敏性腸症候群を考える。
- 天枢は大腸の募穴、大腸兪は背部兪穴。
- 圧診点と治療穴を同一視しない。
- 血便・発熱・体重減少は医療評価を優先する。