5PM137|第5回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第5回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対する適切な治療方針はどれか。「67歳の男性。頻尿と残尿感がある。腰の重だるさ、足の冷えを伴う。下腹部に抵抗がなく、尺中の脈は弱い。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
頻尿・残尿感に腰のだるさ、足の冷え、下腹部の虚、尺中の弱脈が加わることから、腎の陽気不足を判断する症例です。
解説
腎陽虚では、腎の温煦・気化作用が低下し、頻尿、夜間尿、残尿感、腰膝の冷え・だるさ、四肢冷感などがみられます。下腹部に力がなく、尺中の脈が弱いことも腎虚を支持します。治療方針は腎陽を補い、膀胱の気化を助けることです。ただし高齢男性の頻尿・残尿感では前立腺肥大、尿路感染、尿閉などを除外する医療評価が必要です。
選択肢の確認
1.肝陰を補う。:誤り。肝陰虚では目の乾燥、筋のつり、めまいなどが中心で、冷えを伴う排尿症状には合いません。
2.心陽を補う。:誤り。心陽虚では動悸、胸悶、息切れ、冷汗などが中心で、本症例の主病証ではありません。
3.胃陰を補う。:誤り。胃陰虚では口渇、乾嘔、空腹感はあるが食べられないなどが中心で、本症例には合いません。
4.腎陽を補う。:正しい。頻尿、腰のだるさ、足冷、尺中弱脈は腎陽虚を示すため正答です。
覚えるポイント
- 腎陽虚は冷えを伴う排尿障害が特徴。
- 腎は腰・膝、二陰、膀胱機能と関係する。
- 尺中の弱脈は腎虚を支持する。
- 残尿感や尿閉は泌尿器科評価を優先する。