5PM140第5回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第5回午後(科目未分類)

次の文で示す患者の治療対象となる適切な病証はどれか。「72歳の女性。主訴は健忘。動悸があり、夢をよくみる。食欲不振、軟便などがあり、性格的には思い悩む傾向が強い。」

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

健忘・動悸・夢が多いという心の症状と、食欲不振・軟便・思い悩むという脾の症状を統合して病証を選ぶ問題です。

解説

思慮過度や慢性疲労で脾気が虚すると、食欲不振、軟便、気血生成不足が起こります。心血が不足すると、動悸、健忘、不眠、多夢など心神の失養がみられます。両者が併存する病証は心脾両虚です。高齢者の健忘では認知症、うつ、薬剤、甲状腺疾患など現代医学的原因も評価する必要があります。

選択肢の確認

1.心と脾の病証:正しい。心の動悸・多夢・健忘と、脾の食欲不振・軟便・思慮過度がそろうため、心と脾の病証が正答です。
2.肝と脾の病証:誤り。肝脾不和では情志による胸脇苦満や腹痛・下痢などが中心で、動悸・多夢を十分に説明しません。
3.心と腎の病証:誤り。心腎不交では不眠、動悸、五心煩熱、腰膝酸軟などがみられますが、本症例の脾症状が中心です。
4.肝と腎の病証:誤り。肝腎陰虚ではめまい、耳鳴り、腰膝酸軟、目の乾燥などが中心で、本症例には合いません。

覚えるポイント

  • 心血虚は動悸、健忘、不眠、多夢。
  • 脾気虚は食欲不振、軟便、倦怠感。
  • 心脾両虚では両群の症状が併存する。
  • 高齢者の健忘は現代医学的評価も必要。
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