6PM129|第6回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第6回午後(科目未分類)
次の文で示す症状を起こす罹患神経の絞扼部に対する刺鍼部位はどれか。「痛みとしびれが第1〜3指の掌側と第4指の橈側の掌側にある。ファーレンテスト陽性。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
感覚障害の分布と誘発検査から、正中神経の絞扼部位を同定する症例問題です。母指から環指橈側の掌側しびれとファーレンテスト陽性は手根管症候群を示します。
解説
第1〜3指と第4指橈側の掌側感覚は正中神経の支配領域です。手関節を屈曲して症状を誘発するファーレンテストが陽性であるため、屈筋支帯と手根骨で囲まれた手根管内での正中神経絞扼を考えます。
円回内筋の二頭間では正中神経が絞扼される円回内筋症候群、尺側手根屈筋の二頭間では尺骨神経の肘部管障害、豆状骨と有鈎骨鈎の間では尺骨神経のギヨン管症候群が問題になります。
神経近傍への刺鍼は電撃痛や末梢神経損傷を起こし得るため、神経そのものを狙って深刺するのではなく、局所解剖と安全な方向・深さを守ります。
選択肢の確認
- 1.円回内筋の上腕頭と尺骨頭との間:誤り。 円回内筋の上腕頭と尺骨頭の間は、より近位での正中神経絞扼部位です。
- 2.尺側手根屈筋の上腕頭と尺骨頭との間:誤り。 尺側手根屈筋の二頭間は肘部管付近で、尺骨神経障害と関係します。
- 3.手根骨と屈筋支帯との間:正しい(これが正答)。 手根骨と屈筋支帯で囲まれる手根管内で正中神経が圧迫されます。
- 4.豆状骨と有鈎骨鈎との間:誤り。 豆状骨と有鈎骨鈎の間はギヨン管で、尺骨神経障害と関係します。
覚えるポイント
- 母指〜環指橈側掌側は正中神経領域。
- ファーレンテスト陽性は手根管症候群を示唆する。
- 手根管は手根骨と屈筋支帯で形成される。
- 神経への直接的な深刺を避ける。