6PM140|第6回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第6回午後(科目未分類)
高齢者の肺気腫に対する鍼施術で気胸を起こさないよう注意しなければならない経穴はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
肺気腫患者で、深刺による気胸リスクが特に高い経穴を選ぶ安全管理問題です。膏肓は上背部で肺野の直上にあり、肺過膨張のある患者ではとくに注意が必要です。
解説
膏肓は第4胸椎棘突起下の外方3寸、肩甲骨内側縁付近に位置します。深部には肋間筋、胸膜、肺があり、深刺すると肺を損傷して気胸を起こす危険があります。肺気腫では肺が過膨張し、胸郭が樽状となることがあるため、安全域が狭くなる可能性があります。
定喘は第7頸椎棘突起下外方、天突は胸骨上窩、膻中は胸骨上に位置します。これらにも血管・気管など固有の注意点はありますが、本問で気胸に最も注意すべき経穴は膏肓です。
施術後に突然の胸痛、呼吸困難、乾性咳嗽、チアノーゼなどが出た場合は、気胸を疑って直ちに医療機関へ搬送します。
選択肢の確認
- 1.定喘:誤り。 定喘は頸胸移行部にあり、膏肓ほど直接肺野上に位置する経穴ではありません。
- 2.天突:誤り。 天突は胸骨上窩にあり、気管や大血管への注意が必要ですが、主な気胸リスク穴ではありません。
- 3.膏肓:正しい(これが正答)。 膏肓は肺・胸膜の直上にあり、深刺で気胸を起こす危険があります。
- 4.膻中:誤り。 膻中は胸骨体上にあり、胸骨が深部を保護します。
覚えるポイント
- 膏肓はT4棘突起下・外方3寸。
- 胸背部深刺では肺・胸膜損傷に注意。
- 肺気腫では肺過膨張のため安全性に一層注意する。
- 施術後の胸痛・呼吸困難は気胸を疑う。