7PM133|第7回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第7回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態から考えて罹患部への局所治療として適切な経穴はどれか。「26歳の女性。やせていてなで肩。主訴は右上肢全体の持続的なだるさで、アレンテスト、ジャクソンテストは陰性。エデンテストは陽性である。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
上肢のだるさと誘発テストから胸郭出口症候群の圧迫部位を推定し、局所穴を選ぶ症例問題です。エデンテスト陽性が決め手です。
解説
やせ型・なで肩で、上肢全体の持続的なだるさがあり、ジャクソンテスト陰性であることから頸椎神経根障害は考えにくくなります。エデンテストは肩甲帯を後下方へ引き、鎖骨と第1肋骨の間で神経血管束が圧迫される肋鎖症候群を評価します。
気戸は鎖骨下部の胃経穴で、肋鎖間隙に近い局所穴です。したがって罹患部への局所治療として選ばれます。ただし鎖骨下には肺尖、鎖骨下血管、腕神経叢があり、深刺は気胸・出血・神経損傷を起こし得ます。脈拍消失、手の蒼白・チアノーゼ、筋萎縮があれば血管・神経専門評価を優先します。
選択肢の確認
1.気戸:正しい。気戸は鎖骨下部で肋鎖間隙に近く、エデンテスト陽性の病態に対応します。
2.巨骨:誤り。巨骨は肩峰周辺にあり、肋鎖間隙の局所穴ではありません。
3.扶突:誤り。扶突は頸部の大腸経穴で、肋鎖間隙の圧迫部位とは異なります。
4.肩井:誤り。肩井は肩上部にあり、肋鎖間隙そのものへの局所穴ではありません。
覚えるポイント
- エデンテストは肋鎖症候群をみる。
- ジャクソン陰性は頸神経根障害を支持しにくい。
- 気戸は鎖骨下部の局所穴。
- 鎖骨下部の深刺は肺尖・血管・腕神経叢損傷に注意する。