7PM135|第7回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第7回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態から考えて治療対象とする罹患筋はどれか。「40歳の男性。棚の上のものを整理していて、肩が痛くなった。肩の外転運動をさせると90度前後でのみ痛みが起こる。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
肩外転の特定角度でのみ生じる疼痛から、疼痛弧徴候と罹患組織を推定する症例問題です。
解説
肩関節外転の約60度から120度で痛みが出る疼痛弧徴候は、腱板、とくに棘上筋腱や肩峰下滑液包が肩峰下で挟まれる肩峰下インピンジメントを示唆します。90度前後でのみ痛むという所見から、選択肢では棘上筋が最も適切です。
棘上筋は肩関節外転の開始から三角筋と協調して働きます。急な外傷後の挙上不能、著しい筋力低下、夜間痛の増悪では腱板断裂などを疑い、超音波やMRIを含む整形外科評価を優先します。肩峰下への深い刺入や神経・血管方向への乱暴な操作を避けます。
選択肢の確認
1.僧帽筋:誤り。僧帽筋は肩甲骨運動を担いますが、疼痛弧徴候の主な罹患筋ではありません。
2.棘上筋:正しい。棘上筋腱は肩峰下で圧迫されやすく、外転中間域の疼痛に関係します。
3.大胸筋:誤り。大胸筋は肩関節内転・内旋を主に行い、疼痛弧徴候の代表組織ではありません。
4.上腕三頭筋:誤り。上腕三頭筋は肘伸展を主に担い、肩外転90度付近だけの疼痛とは一致しません。
覚えるポイント
- 外転60〜120度の痛みは疼痛弧徴候。
- 棘上筋腱・肩峰下滑液包のインピンジメントを考える。
- 急な挙上不能や著しい筋力低下は腱板断裂を疑う。