7PM136|第7回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第7回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態から考えて罹患部への局所治療として適切な刺鍼部位はどれか。「60歳の男性。3か月前より右腰から殿部にかけて痛む。体幹の前屈時痛はないが、右斜め後ろに反らせた時、痛みが出現する。腰部正中より外方約2cmに圧痛がある。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
腰痛の誘発方向と圧痛部位から、筋性腰痛、仙腸関節障害、椎間関節障害を鑑別する症例問題です。伸展・回旋で増悪する点が重要です。
解説
腰椎を右斜め後方へ伸展・回旋したときに右腰痛が出現する所見は、右腰椎椎間関節への圧迫を強めるため、椎間関節性腰痛を示唆します。腰部正中から約2cm外側の限局した圧痛も椎間関節部に合います。前屈で痛みがないことは椎間板性疼痛を支持しにくい所見です。
腰方形筋や脊柱起立筋の筋性痛では筋収縮・伸張に伴う圧痛が中心で、仙腸関節痛は上後腸骨棘周囲にみられます。発熱、夜間安静時痛、癌既往、外傷、下肢麻痺、膀胱直腸障害がある場合は、施術より医療評価を優先します。椎間関節を直接狙う深刺は神経・血管・脊柱管損傷の危険があるため行いません。
選択肢の確認
1.右腰方形筋:誤り。腰方形筋痛では体幹側屈などで誘発されやすく、正中外方2cmの伸展回旋痛とは一致しにくいです。
2.右脊柱起立筋:誤り。脊柱起立筋の筋性痛より、伸展回旋で関節を圧迫したときの限局痛が特徴的です。
3.右仙腸関節:誤り。仙腸関節痛は上後腸骨棘周辺に圧痛が出やすく、本症例の部位とは異なります。
4.右腰椎椎間関節:正しい。伸展・同側回旋で増悪し、正中外方約2cmに圧痛があるため右腰椎椎間関節が適切です。
覚えるポイント
- 腰椎伸展・回旋痛は椎間関節を考える。
- 椎間関節は正中から外方約2cm付近。
- 前屈痛は椎間板性病変でみられやすい。
- 麻痺・膀胱直腸障害は緊急評価する。