7PM139|第7回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第7回午後(科目未分類)
下腿の慢性コンパートメント症候群の他動運動と患部への刺鍼部位との組合せで誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
慢性コンパートメント症候群で、他動運動により伸張される筋群と、該当コンパートメント上の経穴を対応させる問題です。
解説
他動運動で痛みが出る場合、その運動によって伸張される筋が収まるコンパートメントを考えます。母趾屈曲では母趾伸筋が伸張され前方区画、母趾伸展では長母趾屈筋が伸張され深後方区画、内がえしでは腓骨筋群が伸張され外側区画、足関節背屈では下腿三頭筋が伸張され浅後方区画が疑われます。
太衝は足背の経穴であり、深後方区画の長母趾屈筋への局所刺鍼部位ではないため、選択肢2が誤りです。急性コンパートメント症候群は激痛、他動伸張痛、緊満、感覚・運動障害を伴う緊急疾患で、鍼灸施術は禁忌となり直ちに外科的評価が必要です。
選択肢の確認
1.母指の屈曲時痛 ─── 解谿:正しい。母趾屈曲で長母趾伸筋が伸張される前方区画の症状には、足関節前面の解谿が対応します。
2.母指の伸展時痛 ─── 太衝:誤り。母趾伸展で伸張される長母趾屈筋は深後方区画にありますが、太衝は足背で局所部位が一致しません。
3.内がえし時痛 ─── 懸鐘:正しい。内がえしで外側区画の腓骨筋群が伸張され、外側区画上の懸鐘が対応します。
4.足関節の伸展(背屈)時痛 ─── 承筋:正しい。足関節背屈で浅後方区画の下腿三頭筋が伸張され、腓腹筋上の承筋が対応します。
覚えるポイント
- 他動伸張痛から罹患区画を推定する。
- 母趾伸展は深後方区画の長母趾屈筋を伸張する。
- 太衝は深後方区画の局所穴ではない。
- 急性コンパートメント症候群は緊急減圧の対象。