7PM140|第7回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第7回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対する施術目的で最も適切なのはどれか。「76歳の男性。主訴は右下肢痛。間欠性跛行があり、足背動脈及び後脛骨動脈の触知が困難である。下肢の知覚や深部反射に異常はない。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
間欠性跛行について、末梢動脈疾患と腰部脊柱管狭窄症を鑑別する症例問題です。末梢動脈の触知困難が決め手です。
解説
歩行で下肢痛が出る間欠性跛行には、血流不足による血管性と、神経圧迫による神経性があります。本症例では足背動脈と後脛骨動脈の触知が困難で、知覚・深部反射は正常です。これは末梢動脈疾患による血管性間欠性跛行を強く示唆します。
したがって施術目的としては下肢末梢循環の改善が最も適切です。ただし脈拍減弱は閉塞性動脈硬化症などの重要所見であり、足関節上腕血圧比や血管画像による評価、禁煙、薬物療法、血行再建などが必要です。安静時痛、潰瘍、壊死、急な冷感・蒼白があれば緊急血管評価を優先し、鍼灸を代替治療にしません。
選択肢の確認
1.腰部の神経根への圧迫の改善:誤り。神経根圧迫なら知覚障害や反射変化を伴うことがあり、末梢動脈触知困難を説明しません。
2.腰部の筋緊張改善:誤り。腰部筋緊張だけでは足背・後脛骨動脈の脈拍減弱は起こりません。
3.下肢の末梢循環改善:正しい。末梢動脈の触知困難を伴う血管性跛行であり、末梢循環改善が施術目的として最も合います。
4.下肢の筋力増強:誤り。筋力低下の所見はなく、筋力増強が病態の中心的目的ではありません。
覚えるポイント
- 脈拍低下を伴う跛行は末梢動脈疾患を考える。
- 神経性跛行では姿勢依存性や神経所見を確認する。
- 末梢動脈疾患は医療機関で血流評価を行う。
- 安静時痛・潰瘍・急な冷感は緊急所見。