8PM126|第8回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第8回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対し、難経六十九難に基づき補法を行う治療穴はどれか。「40歳の女性。1年前から歩きすぎると膝が痛み、眩暈と手足のひきつりが時々起こる。脈状は弦脈。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
症状と脈から肝の虚証を判断し、難経六十九難の補法を適用する症例問題です。肝木が虚したときは母である水を補います。
解説
歩行で膝が痛むこと、眩暈、手足のひきつり、弦脈は、肝が血を蔵し筋を主るという東洋医学的機能の失調を示唆します。本症例は肝の虚証として扱い、難経六十九難の「虚すればその母を補う」を用います。
肝は木、木の母は水です。自経である肝経の水穴・曲泉と、母経である腎経の水穴・陰谷に補法を行う組合せが適切です。膝痛や眩暈には変形性関節症、神経疾患、貧血などもあるため、現代医学的鑑別と弁証を分けて考えます。
選択肢の確認
- 1.曲泉、陰谷 正しい。曲泉は肝経の合水穴、陰谷は腎経の合水穴で、肝木虚に母の水を補う組合せです。
- 2.大都、少府 誤り。大都と少府はいずれも火穴で、脾土虚に母の火を補う組合せです。
- 3.太淵、太白 誤り。太淵と太白はいずれも土穴で、肺金虚に母の土を補う組合せです。
- 4.復溜、経渠 誤り。復溜と経渠はいずれも金穴で、腎水虚に母の金を補う組合せです。
覚えるポイント
- 肝は筋を主り血を蔵す。
- 肝虚では眩暈・筋のひきつりがみられる。
- 虚すれば母を補う。
- 肝木の母は水で、曲泉・陰谷を用いる。