8PM129|第8回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第8回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対する適切な治療はどれか。「35歳の女性。食欲がなく、やせて顔色が悪い。少し動くと息切れがして疲れる。低血圧で朝起きるのがつらい。脈は弱い。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
食欲不振、やせ、顔色不良、易疲労、息切れ、弱脈から脾気虚を判断し、補瀉と鍼灸法を選ぶ症例問題です。
解説
脾は運化を主り、後天の気血を生み、肌肉・四肢を養うとされます。食欲不振、やせ、顔色不良、少しの活動で息切れして疲れる、朝起きにくい、弱脈という所見は、気血を十分に作れない脾気虚の像に合います。
虚証には補法を用い、冷えや陽気不足を伴う場合には温補を目的として灸を選びます。したがって脾経へ補法の灸を行うのが適切です。ただし低血圧、息切れ、体重減少には貧血、内分泌疾患、心肺疾患などもあるため、器質的疾患の評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.脾経に補法の灸を行う。 正しい。脾気虚の所見に対し、脾経へ補法の灸を行う組合せです。
- 2.肝経に補法の灸を行う。 誤り。肝血虚の中心症状である筋けいれん、目のかすみ、月経異常などが主ではありません。
- 3.腎経に瀉法の鍼を行う。 誤り。虚弱像に対して腎経を瀉すと、さらに正気を損なう方向になります。
- 4.肺経に瀉法の鍼を行う。 誤り。肺気不足を伴う可能性はありますが、食欲不振とやせを中心とする本症例で肺経を瀉すのは適切ではありません。
覚えるポイント
- 脾気虚=食欲不振・倦怠・四肢無力・弱脈。
- 虚証には補法。
- 温補が必要な虚証には灸を用いる。
- 体重減少や息切れは医療評価も必要。